Sh15uya シブヤフィフティーン VOL.1 コレクターズパック
悠城早矢

定価: ¥ 8,190
販売価格: ¥ 8,190
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おすすめ度:

発売日: 2005-04-21
発売元: 東映
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「仮面ライダーアギト」などで知られる田崎竜太が企画・総監督した、青春アクション・ミステリー。ある日突然、路上で目覚めた少年・ツヨシ(悠城早矢)。そこは渋谷ならぬシブヤであり、15歳の少年少女たちがチームを結成し、闘争に明け暮れていた。シブヤから脱出することは不可能。過去の記憶を失ったツヨシは、アサギ(芳賀優里亜)、エマ(新垣結衣)といった少女たちとの交流の中から、自分が何者なのか?なぜ、ここにいるのかを探し出していく。
15歳の少年少女を襲撃するのが、正体不明の生命体ピース。エマは「マージ」と呼ばれる特殊武装を使いピースを撃破するが、このシークエンスではCG 技術が導入されており、ユニークなアクションが楽しめる。予測不能なストーリー展開、作り込まれたパラレルな世界観からは、従来の特撮アクションの位置に甘えることを良しとしない、スタッフの熱い意欲を感じ取ることが出来る。(斉藤守彦)
"リアル"な15歳たち。この作品はジャンルでくくれない魅力があります。仮想空間である"シブヤ"とOPで状況設定を提示してしまっているのもポイントだと思います。キャスト、ストーリー、アクション、VFX、音楽、監督の好きなソ連製カメラ「LOMO」を見本にしたという映像など部分部分に観ても面白いですが、様々な要素を集約させて描いているのが"リアル"な15歳の"痛み"です。女性である悠城早矢さんが主人公の少年ツヨシ役なのかは"ツヨシ"を演じることが出来る演技者が悠城さん以外に考えられないからです。新垣結衣さん、芳賀優里亜さん始めキャストに関しても代役の考えられない存在感が絶対的なのも大きな魅力です。
「特撮」のひとつの到達点 主人公が迷い込んだシブヤは現実のそれではなく全くの異界といえる仮想空間です。そこでの「ルール」に疑問を持ち、抗う主人公と、次第に彼に感化され変わっていく若者たちを描いたドラマです。平成仮面ライダーシリーズのスタッフが取り組んだアナザーストーリー。
主人公が普通の人間で、副主人公が変身するというのは「アイアンキング」を連想させ、また、「エヴァンゲリオン」がなければ生まれなかったのでは?と思わせるほど類似点をいくつも見いだせます。実際、神話的なものを除いたエヴァの実写版のごときですが、決定的に違うのは主人公の「前向きさ」です。どんな困難にも絶対に屈せず、あきらめないツヨシ(悠城早矢:女の子)の男っぷりのいいカッコよさには本当に惚れ惚れします。しかし、その「前向きさ」が導いた結末はというと…
どこまでも突き抜けてゆけない「限定された中での自由」という、一貫したテーマが実に「リアル」…何が本当に「リアル」なのかというのはこの作品のテーマです。みんなが前向きでいる中、ひとり取り残される者の底知れぬ孤独に共感した点で「エヴァ」よりはるかに内向的な作品だった…というどんでん返し(2度ある)におそらく誰もが唖然とします。その点で好き嫌いがはっきり分れるかも知れません。
「シブヤというシステム」が暴かれて行く謎解きのドラマだともいえますが、役者さんが全員よくやっていて、結末がわかったあとでも、繰り返しの鑑賞に充分堪えうると思います。主役3人のキャラクターが秀逸。特に異形の者「エマ」を演じた新垣結衣の、孤独を体現したかのような哀しみの表現は、涙無くしては見られません。私はこてんぱんにやられました。おすすめです。